kumonbrothersのブログ

発達障害に公文式は有効か?!を探り探り検証するブログです!

ズンズンへの執着

公文をされている幼児さんは、
恐らく殆どの方がズンズンをやるのではないでしょうか。



ズンズンとは、公文の運筆プリントです。


算数をしている子は
算数のプリント+ズンズン、

国語をしている子は
国語のプリント+ズンズンという様に、


筆圧を上げる為に使う副教材のようなものです。

我が子の場合でもまず弟・ルイージが国語+ズンズンをやっていて、

そのカラフルさに魅了され、兄・ルイージが公文を始めました。
小学1年ですが、どうしてもズンズンがやりたくて、先生にお願いしてやらせて頂きました。


最初はカラフルで楽しいズンズンですが、
何回も何回も繰り返しやるのでズンズン地獄に陥り辛い記憶になってしまう幼児さんもいるようです。

我が家の場合は全く逆で
「ズンズンもっとやりたい!
ズンズンもっと下さい!」

という不思議な執着が起こりました。


1日10枚、取り憑かれているようにやりました。次男は1日に何十枚もやるので、ズンズンの宿題だけすぐになくなってしまいました。


公文の教室から帰ると、まずズンズンでどんな宿題が出たかを兄弟で見せ合い、
あーだこーだが始まり、

「〈つながってズンズン〉がやりたかったのに宿題に入っていない」

「僕も兄(or弟)のズンズンがやりたかった」

とか、必ず一悶着起こり、
泣き出し、収束までに時間がかかるようになりました。
(兄弟だからといって、宿題に全く同じズンズンが入っているわけではないのです)


ズンズン開始から1ヶ月経つと、


先生から「もうズンズンは充分やったから、来週からズンズンはナシにしましょう」と言われましたが

帰宅後に兄弟で「もっとズンズンやりたい!ズンズンなくなるのイヤだ!」と泣き出してしまい、
やむなく先生にズンズンを継続して頂いていました。


しかしズンズンがあると
どうしても集中力が途切れてしまい、疲れてしまいます。

そこで・・・

国語の4Aの平仮名なぞりに入っていた次男に


「この平仮名なぞりのココに、透明になったポコちゃん(ズンズンに出てくるキャラ)が隠れているんだよー!

透明だけど、ちゃんといるよ!

平仮名もズンズンと同じだね」


と言うと、ハッとした表情を浮かべた次男。

どうやら運筆が字を書くことに繋がっていると初めて理解したようでした。


あれだけ日々執着していたズンズンも、


この日を境に声かけ次第で1枚やれば気が済んだり、

全くやらなくても大丈夫になりました。

だって国語の平仮名に見えないポコちゃんがいるから!

とにかく4Aのうちは私も

「ポコちゃんいるね」(←ポコちゃんは透明という設定なので、割と乱用できました)

と声をかけまくり、ズンズンが終わったわけではなく形が変わったことを刷り込みました。

次男がズンズンに執着しなくなると、

長男もスッパリとズンズンをやらなくても大丈夫になりました。


今思うとズンズンとは兄弟で同じ教材になる機会が多かったので「競うツール」になっていた気がします。

恐らくそれは我が息子達が発達障害で、

こだわりが強い部分があり、

ズンズンがそれにひっかかったと言う事でしょう。


というわけで
公文開始2ヶ月で、兄弟揃ってズンズンは卒業となりました。



が、、、、、、

実は


突然「ズンズンやりたい!!!!!」と

癇癪を起こし、どうしようもない時のために先生にお願いして


兄弟それぞれ、ズンズンを数十枚ずつ頂いております。


コチラです。

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先生「これはお家で保管して下さい。
ズンズンに対するほとぼりが冷めた頃、こっそり返して貰えればOKです」

という有難いお言葉と共に・・・・


ズンズン卒業からもうすぐ1ヶ月経ちますが、いまのところ上記の保管プリントには手をつけないで過ごせています。


でもたまに次男が
「あ〜、たまにはズンズンやりたいなぁ〜」と呟いているので、まだまだ気の抜けない日々が続きそうです。




以上、ズンズンへの執着というお話でした。